<涙を流しながら冷蔵庫の下のカーペットを引きずり出すの図>
一人暮らしの女性の部屋にいくと、会話中も常にガムテープでカーペットについた髪の毛などを一日中取りつづけている人っていませんか。あれってどうよ。大学生のころ、部活の皆と、世間的に言えばまあまあ爽やか美少年風友人(もちろん彼氏じゃないしタイプじゃない)の部屋に行った時、彼はずーっとカーペットのケバケバを取り続けており、しかもベットのすぐ横には1m×1.5mのどアップのブラッド・ピットのポスターが貼ってあったんです。私は彼を「ひょっとして、こいつ、○モか?」と疑うばかりでした。
話がずれました。要するに、6畳一室で、一日中ゴミを取り続けないときれいにならないカーペット。なんか変じゃないですか?
しかし、不思議です。業務用の巨大なケバケバ取りガムテープコロコロってありませんね。クリーニングの業者とか、ホテルの従業員とかが、コロコロやってるのも見たこと無いし、カーペットの本場ヨーロッパやアメリカの映画で奥さんがコロコロしているのも見たことが無い。家中カーペットだらけなのに・・・。
まれにコロコロではなく、「動物の毛を取るカーペットゴムブラシ(外国製)」ならばホームセンターや通販で見つけることもあるんですが、柔らかすぎるんですよ。店頭のビデオでは軽くなでるだけで面白いように取れているのに、うちのカーペットだと硬いゴムで思いっきりごしごしやらないと全然取れないんです。一回ででぼろぼろになってしまいました。
私はイボイボがついた5cmくらいの握力増強用ゴムボールをゴシゴシに転用していました。
かっぱさんと住み始めた家にはなぜか台所にまでかっぱさんがカーペットを敷き詰めてました。小さなゴムボールで、思いっきり力を込めて、6畳一杯に敷き詰めたカーペット×4=24畳をゴシゴシゴシゴシ・・・真面目にやると1日8時間くらいかかります。変です。握力が増強されるのはいいですが、このままではカーペットをゴシゴシするだけで人生が終わってしまいます。
それから、考えてみれば、かっぱさんが買ったオーダーカーペットはすさまじくたぬ毛が絡みつくのに、私が買ったホットカーペットには全然たぬ毛はつきません。ホットカーペットは掃除機さっとかけるだけで問題なし。しかも洗える。
ネットで検索して、衝撃の事実が出てきました!「アクリルのカーペットは、安いけど汚れや毛が絡みつきやすい」「毛など天然素材は絡みつきにくい」・・・ホットカーペットももちろん化繊ですがそれでも全然絡みつかないので、ひょっとして私は、「特別毛が絡みつく特殊なアクリル素材カーペット」を24畳分も何年も苦しんで掃除しつづけていたのでは・・・?
「取り外したら、寒くなる!寒いと君は一日中起き上がれないじゃないか!」
カーペットないぶん暖房をしっかりつけるさ!
そもそも台所のシンクの下なんてドロドロになるところに、カーペットが一面取り付けてあるのなんて、聞いたことが無い、間違ってます。「オレが特別にオーダーしたのである」そうですか。冷蔵庫や食器棚を動かさない限り取り外しもできないんです。「寒いから、必要なんだ!東北ではどの家にも台所全体にカーペットが敷き詰められているんだ!もちろんオレの実家の台所もだ!」ここは千葉ですがそれにしても本当かなあ???料理すると、一日コップ1杯くらいのゴミやら醤油やら水やらがシンク下に落ちるんだよ・・・おまえのカーペットの上にな。2年ほど我慢していましたが、これは既に外しました。ある日私は1人で冷蔵庫や食器棚から自力でカーペットを引きずり出して処分したのです。かっぱさんは結局同意してくれなかったので、1人でやったのです。死ぬほど大変でした。巨大な冷蔵庫が傾いてきて、あのまま支えきれなかったら本当に死んでいたと思います。
<涙を流しながら冷蔵庫の下のカーペットを引きずり出すの図>
その後、かっぱさんの東北の実家に行きました。台所にカーペットなんか敷いていません。お義母さんも「台所の流しの下にカーペット?敷いたことないけど?」と言いました、・・・だましたなこの野郎!!かっぱさんは「あれっおかしいなあ」と言ってました。に、憎い。
「しょうがない、じゃあかっぱさんがゴシゴシしろ!それなら敷いたままでいいよ」「わかった」ところが5年間の間でたった一回、15分しかやらなかったのです!我慢の限界です。
「でもすごく高かったんだ!家にあわせて特別オーダーした高級なカーペットなんだ!」
じゅうたんって、何十万円もするの、ありますもんね。さすがに悩むかもしれませんよね。あっ!保証書ファイルからカーペットの領収書が出てきました!
①汚れが最もこびりつきやすい特別な素材、アクリル製でした!
②6畳一杯に敷き詰めたカーペット、加工賃と本体代金全部入れてコミコミで、一枚8000円~12000円でした!安すぎます!
ににに憎い・・・!!私の5年間を返せ!今日、残りの3枚のカーペットを裁断してゴミに出します。昨日の深夜にかっぱさんをぶっ叩いて命令し、重いダブルベットからカーペットを引きずり出させました。これで業者に頼む必要なし。
①今後は私がルールだ。家のことでたぬの意見に従えなければ(かっぱさんの家からかっぱさんが)出て行け!
②数年の不愉快の迷惑料として、かっぱさんの貯金を勝手に引き出して何か高級なものを買い物してやる!そうだ5万3000円の靴を買おう。秋の新色が出ているのさ。一生うらみつづけるより、こっちの方が健全さ。無駄遣いじゃないですよ。22cm超小型&日本人には無い超幅細型の特殊な私の足にはスイス製のこの特別な靴しか合わないのです。20万円のオーダーメイドよりはいいだろ!大体、3足ぐらいあれば、交互に履けば一生持つので、一足ばかり履きつぶすより、もう一足買ったほうがいいのですよ。おまえのオーダーカーペット4室分よりも高いよなあ。ざまあみろ!
<結論>一日中カーペットコロコロをしないとゴミが取れないカーペットは、掃除の仕方が悪いのではなく、カーペットの素材が間違ってます!カーペット自体を取り替えましょう。大家やかっぱは安ければあとのメンテなんか全く考えてません。やつらを信じてはいけません。人生はもっと便利で快適なはずです。どうしても寒ければ、すぐ洗濯機で洗える小さいサイズ・洗濯機で洗えるウール素材のカーペットを買いましょうよ。
<→虹がふたつ>
何人も見つからない靴下の片側を探すために生きている訳ではない。永遠に使用されない片っぽだけの靴下を毎回洗い続けるために生きているんではない!いろんな柄の靴下がどうしても履きたい者は、家より去れ!自分で洗って自分で探せ!こんなことで世界のお母さんの貴重な人生を無駄にするな!お母さんに洗濯の度「靴下合わせ」をさせていた人は全員、私も貴方も、罪人です。なんだかエキサイトしてます!
10足購入時の注意点です。不安なときは、いきなり買わず、まず1足買って、店のお手洗いで履いて納得してから、売り切れぬうちにすぐ残り9足を買えば完璧です。他の柄物は捨てるかひみつの場所へ隠します。次回はまた総とっかえします。
ちゃんと見分けられるように、お父さんの靴下と子どもの靴下のカラーはちょっと変えます。
靴下に限らず、下着、ワイシャツ、作業着、などはできれば一週間分あるといいです。特に一人暮らしの方こそ、洗濯できるタイミングも限られているし、1人分なら洗濯機に一週間分一度に入るし、たくさんあったほうが便利です。すると!深夜残業が続こうが、梅雨が停滞しようが、災害が起ころうが、洗った服がたんすの中から見つかりますよ!
芳香剤・消臭剤の類は一切買いません。下手な匂いがするよりないほうが私は好きなんです。買いに行く時間もお金も省けます。消臭剤も最近買ってません(たいした効果を感じたことがないので)。こういうものを普通に買う家と比べれば一年でトータルすると1万円くらい安ついてるかも。私自身は、子どももいまはいないしタバコも吸わないし気にしない性格なんで、数年香りモノ一切無しの生活をしていましたが、当時全く支障はありませんでした。最悪、どーしてもこもった匂いは、マッチを擦って、臭いの成分を燃焼させることでかなり解消できます。
しかしまあ、来客時など、トイレ・玄関・車には多少何かごまかしたいことってありますな。そんな時は天然のエッセンシャルオイルです。おすすめはヒバ。要するに、新品のすし桶の香り、爽やかな材木の香りで、この香りが気持ち悪く感じる人はまずいないと思います。あまり強くないんですがゆっくり数日かけて香ります。除菌効果、ダニ忌避効果もあるんです。もうひとつおすすめはラバンディンとラベンダー。ラバンディンのほうが甘くないシャープなメンソール系の香りで私はかえってこっちのほうが好きです。しかもラベンダーより安い。
使い方はいとも簡単。ハンドタオルに数滴つけて、香りを出したい部屋に縛り付けておきます。いつでも違う香りに取り替えられます。(ろうそくの熱で拡散するアロマポットは使いません。生あったかく加熱されて変質した香りが今ひとつで、火の気も心配ですし。水と一緒に霧状に拡散するディフューザーも使いません。湿気がこもりそうだし。)ヒバなら、2-3滴で一週間ほのかに香り、ラバンディンなら数時間パーッと香ります。ヒバオイルで10mlで1000円前後です。大量に買えばずっと安いです。が、週に数滴使うんではそんなにたくさん使いませんよね…。冷蔵庫にでも入れておけば変質も防げます。
ツボは、つまらないくらい爽やかな香りを選ぶことです(だからラベンダー、ヒバ)。どんなに気に入っても、濃厚な麝香みたいなオイルを、暑い車内にぶちまけたりはしないほうがよろしいです。中にはとんでもない香りのオイルがイッパイありますので、店頭でよく試し、オエッと来ないと確信できるものを選んでください。